加工をすると木くずが出ます。その③(最終回)

原田です。
木くずシリーズ最終回です。

前回『加工をすると木くずが出ます。その2』では、加工をした後に出る木くずを大量に牧場に持ち込むところまでをお伝えしました。

こちらが牧場の牛さんたちです(#^^#)
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写真で見えている以外にも牛舎があり、この牧場では全部で約200頭が暮らしているそうです。

(ちなみにこの光景を見るとまさに「犇く」読んで字の如しといつも考えてしまいます。)

今回はその木くずがその後どうなるかをお伝えいたします。

4t車で運んできた「ばんば」ですが、実は観音開きで開けることができるようになっておりまして、開くとこのように木くずの全貌が姿を現します。

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この大量の木くずをブルドーザーや人力を駆使して外へ出してしまいます。

すっかりきれいになりました。

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そしてこの木くずですが、まずは一カ所に集めておきます。

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すごい量で圧倒されてしまいます((+_+))

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そしてその後牛舎の地面に敷き詰めます。

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材木屋が牧場に大量の木くずを持ち込んできた理由というのは、

そうなんです!

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牛さんのお布団にするためだったのです!

牛さんたちはしばらくしばらくここで生活をします。牛さんが踏んだり寝たりして使い古されていきます。もちろんここでトイレも済ませてしまいますので糞尿とも混ざっていきます。

そして、この木くずが混ざった牛糞を発酵させて微生物により分解されたものが園芸などの肥料としておなじみの「堆肥」なのです。

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こちらもすごい量です。
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こうして出来上がった堆肥は肥料としてだけでなく土壌改良などにも用いられているとのことです。牛糞堆肥は有機物を多く含んでおり通気性がよく保水性も高いということで、土壌改良に最適ということです。

木材を削って出たきくずもこうして有効利用されており、間接的にでも所謂「エコ」に加担できているとわかりちょっと嬉しい気持ちになりました。

材木屋と牧場、一見関係なさそうな物事も実はつながっているのですね(*^-^*)

木くずシリーズ長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!

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兵庫県神戸市須磨区多井畑池の奥上11-1
三祐木材株式会社

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